日本原子力学会は、原子力の平和利用に関する学術および技術の進歩をはかり、原子力の開発発展に寄与することを目的とする我が国で唯一の総合的な学会です。

平成30年度北海道支部学術講演会・研究発表会・受賞
過去の行事
日本原子力学会北海道支部平成30年度事業実施報告
行事 | 計画数 | 実施数 | 実施期間 |
定時大会 | 1 | 1 | 6月19日 |
支部幹事会 | 2程度 | (メール審議3回,6/27, 11/16, 11/26) | |
特別学術講演会 | 2 | 2 | 6月19日 2月27日 |
学術講演会 | 10程度 | 9 | (12/14, 12/18, 1/17(2回), 1/21(2回), 1/22, 1/28(2回)) |
原子力オープンスクール | 3 | 3 | 6/2, 7/4, 9/14 |
見学会 | 1 | 1 | 12/12 |
研究発表会 | 1 | 1 | 2/27 |
第8回定時支部大会・平成30年度第1回、第2回特別学術講演会
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第8回定時支部大会
- 日時:平成30年6月19日(木)14:00〜15:00 (参加者18名)
- 場所:北海道大学 工学部 A4-63会議室
- 報告・議題:
- 平成29年度事業報告・決済報告
- 平成30年・Ex事業実施案・予算について
- 平成30年度新役員の選任
- 支部規約・支部表彰内規の改定について
- 支部功労賞表彰 藤吉 亮子 氏
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第1回特別学術講演会
- 日時:平成30年6月19日(火) 15:15〜16:30
- 場所:北海道大学 工学部 A4-63会議室
- 講師:日野 稔 氏(電源開発・元副社長)
- 演題:エネルギーミックスと原子力発電
- 講演概要
講師の日野稔氏は本学原子工学科の1期生としてご卒業後、長い期間にわたって我が国の原子力発電事業の発展にご尽力されるとともに、本学の教員研究へもご支援くださっております。
今回のご講演では、国のエネルギーミックスの概要とその中での原子力の位置づけについて、電力自由化、地球環境問題も含めお話いただきます。また、原子力の現状と課題、更には大間原子力発電所についてもご紹介いただく予定です。
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第2回特別学術講演会
- 日時:平成31年2月27日(水) 15:15〜16:30
- 場所:北海道大学 工学部 A4-63会議室
- 講師:中道 勝 氏 (量子科学技術研究開発機構 六ヶ所核融合研究所)
- 演題:六ヶ所核融合研究所における増殖機能材料開発と今後の展望
- 講演概要
核融合反応をを利用した発電システムの実現に向けて、国際協力研究が進められています。講師の中道勝博士は、これまで燃料を製造するブランケットの中の中性子増倍材料の研究開発に国際的に携わり多くの成果をあげられ、多くの論文と招待講演を有する著名な研究者です。
この度、北海道支部の研究発表会にお招きし、量子科学研究開発機構六ヶ所核融合研究所の紹介と中性子増倍材料の研究開発の現状と今後の展望について講演をお願いしました。わかりやすい講演をお願いしておりますので、専門の研究者だけでなく学部生、大学院生も是非ご参加下さい。
- 参加者数:25名
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懇親会
- 日時:平成30年6月19日(火) 17:00〜18:30
- 場所:北海道大学ファカルティハウス「エンレイソウ」
- 会費:4,000円
原子力オ・[プンスクール
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第1回
- 日 時:平成30年6月2日(土) 10:00〜16:30
- 場 所:北海道大学工学部B11講義室・B12講義室ならびに周辺
- 内 容:放射線に関する講義の放映、展示、体験実験(霧箱)、施設見学
- 参加者:霧箱作成実習73名、展示(WEN、大型霧箱、PWR模型)919名、施設見学151名
- 主催:日本原子力学会北海道支部
- 共催:北海道大学工学部、日本アイソトープ協会放射線安全取扱部会北海道支部
- 協力:WEN(Women's Energy Network)、工学祭実行委員会
- 原子の不思議体験コーナー(B11教室前廊下)
10:00〜16:30 展示・実験(大型霧箱装置,PWR実動模型,WENによる展示) - 体験実験、講義放映 (B11教室)
10:30-15:30 体験実験(随時受付) - 施設見学 (超高圧電子顕微鏡室)
10:30-15:30 随時受付(計8回ツアー)
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第2回
- 日 時:平成30年7月4日(水)
- 場 所:北海道大学 工学部
- 内 容:講義、体験実験(霧箱製作)
- 参加者:北海道中標津町立中標津中学校3年生26名
- 主催:日本原子力学会北海道支部、北海道大学大学院工学研究院エネルギー環境システム部門
北海道大学大学院工学研究院量子理工学部門
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第3回
- 日 時:平成30年9月14日(金)
- 場 所:北海道大学 工学部
- 内 容:講義、体験実験(霧箱製作)
- 参加者:北海道札幌市立札幌藻岩高等学校1年生28名
- 主催:日本原子力学会北海道支部、北海道大学大学院工学研究院エネルギー環境システム部門
北海道大学大学院工学研究院量子理工学部門
学術講演会
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第1回
- 日時:平成30年12月14日(金)13:00-14:30
- 場所:北海道大学 工学部 A3-71
- 題目:米欧の原子力発電・ョ向〜海外動向から見えてくる変化の流れ〜
- 講演者: 平沢 智士 氏
- 講演概要
我が国では原子力発電所の再稼動に向けた取り組みが進められる一方で、運転開始から40年超の発電所では廃炉を選択するケースも出てきた。 翻って海外の動向を見ると、米国ではシェールガス増産による電力価格の低下等により原子力発電の競争力が低下し、早期廃炉や新設計画撤回が相次いでいる。欧州も一時は原子力発電所の寿命延長や新規建設が検討されていたが、福島事故により状況は一変し、一方では原子力撤退または縮小に舵を切り、他方では原子力を再生可能エネルギーと見なし原子力発電推進を維持する方向にある。
本講演では、米欧の原子力発電を取り巻く状況がどうなっており、そこから何が読み取れるのか、解説を試みる。
日本エ・k・ユー・エス株式会社(JANUS)
エネルギー技術ユニット
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第2回
- 日時:平成30年12月18日(火)10:30-12:00
- 場所:北海道大学 工学部 A3-71
- 題目:原子力規制庁における研究業務の現状と今後の展開
- 講演者: 青木 広臣 氏
- 講演概要
原子力規制庁では、原子力発電所及び核燃料サイクル施設の審査及び検査を行う業務に加え、新たな規制基準を策定するための研究業務を行っている。原子力規制庁における研究業務は、(1)システム安全研究、(2)シビアアクシデント研究、(3)核燃料廃棄物研究、及び(4)地震・津波研究の4分野にわたり、専門的科学知識を活かした調査研究業務を行っている。
本講演においては、原子力規制庁における研究業務の現状について紹介を行うとともに、講演者が従事している原子力発電所等の廃炉に伴って発生する放射性廃棄物の処分に関する新たな規制基準の策定について、原子力規制庁の研究業務の一例として紹介する。
原子力規制委員会原子力規制庁
長官官房技術基盤グループ
核燃料廃棄物研究部門
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第3回(ウィンターセミナー1)
- 日時:平成31年1月17日(木)10:30-11:30
- 場所:北海道大学 工学部 A3-71
- 題目:大間原子力発電所計画の概況について
- 講演者: 横地 琢哉 氏
- 講演概要
大間原子力発電所は1995年にフルMOX-ABWRとしての建設が決定し、2008年に着工した。2011年の東日本大震災後、新規制基準が施行されたことから当社においても対応を行っており、大間原子力発電所はプルサーマル炉として原子燃料サイクルの成立・電力の安定供給に貢献すべく、発電所の運転開始に向け取り組んでいる。
本講演では、大間原子力発電所の意義、建設工事状況、発電所の運営準備状況等について紹介する。
J-POWER/電池開発
原子力技術部 建設管理 (建設管理)
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第4回(ウィンターセミナー2)
- 日時:平成31年1月17日(木)16:30-18:00
- 場所:北海道大学 工学部 オープンホール
- 題目:高レベル放射性廃棄物の地層処分に関する事業概要と安全確保について
- 講演者: 窪田 茂 氏
- 講演概要
原子力発電を進める上で、高レベル放射性廃棄物の処分の実現が大きな課題とされています。フィンランドをはじめとした諸外国にて処分地選定などが着実に進められている中、我が国では国民理解・地域理解を深めていくための取組を一層強化するため、2017年に科学的特性マップが国から公表されました。
本講演では、地層処分事業の実施主体である原子力発電環境整備機構(NUMO)の技術部長にお越し頂き、地層処分の安全確保の仕組み、科学的特性マップの作成の経緯・基準、さらには地下施設建設のための具体的検討例として坑道掘削技術についてご紹介頂きます。
原子力発電環境整備機構 (NUMO)
技術部部長
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第5回(ウィンターセミナー3)
- 日時:平成31年1月21日(木)15:00-16:00
- 場所:北海道大学 工学部 A3-71
- 題目:日本原子力研究開発機構の概要および地層処分研究開発について
- 講演者: 中山 雅 氏
- 講演概要
日本原子力研究開発機構は、日本で唯一の原子力に関する総合的な研究機関であり、平成17年10月に発足した。その業務内容は、高速炉・Z・p開発、廃棄物処分、廃止措置、環境回復など多岐にわたる。
本講演では、上記のよ・、な日本原子力研究開発機構の業務概要および幌延深地層・、究センターにおいて実施している地層処分研究開発の概況等について紹介する。
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
核燃料・バックエンド研究開発部門 幌延深地層研究センター
深地層研究部 堆積岩処分技術開発グループ
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第6回(ウィンターセミナー4)
- 日時:平成31年1月21日(木)16:30-18:00
- 場所:北海道大学 工学部 オープンホール
- 題目:福島第一原子力発電所における燃料デブリ取出しに向けた格納容器内部調査の進展と課題 −東芝エネルギーシステムズの取組み
- 講演者: 稲田 貢一 氏
- 講演概要
福島第1原子力発電所では、汚染水対策、燃料取り出し、燃料デブリ取り出し、廃棄物対策などの廃炉作業を安全に行うため、高放射線場における遠隔操作技術の適用などの様々な技術開発が進められています。
本講演では、2019年度中に手法を確定し、2021年度内に取出しを計画している燃料デブリの取り出しに対して、現場の最前線で取り組んでおられる技術者に、格納容器内部調査の現況をご説明頂くとともに、課題と技術開発の最新状況をご紹介頂きます。
東芝エネルギーシステムズ(株)原子力事業部
原子力福島復旧・サイクル技術部
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第7回(ウィンターセミナー5)
- 日時:平成31年1月22日(金)10:30-11:30
- 場所:北海道大学 工学部 A3-71
- 題目:青森県六ヶ所村における放射性廃棄物処分の現状
- 講演者: 宮本 正紀 氏
- 講演概要
日本原燃埋設事業では、全国の原子力発電所から運転や点検作業などに伴って発生した放射性レベルの低い、低レベル放射性廃棄物の埋設・管理を実施しております。国内唯一の浅地中ピット処分である青森県六ヶ所村の地における埋設事業について、現状および現在進行中の事業変更許可申請の概要について紹介いたします。
日本原燃株式会社
埋設事業部 開発設計部 土木技術グループ
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第8回(ウィンターセミナー6)
- 日時:平成31年1月28日(月)13:30-14:30
- 場所:北海道大学 工学部 A1-17
- 題目:原子力事業への取り組み
- 講演者・F 小川 弘達 氏
- 講演概要
三菱重工では、軽水炉か・逕R料サイクルまで幅広い分野に取り組んでおり、設計/開発・製作・据付からアフターサービスまで一貫した対応を実施しております。
国内再稼働、福島安定化、原燃サイクル、海外、将来炉といった原子力事業の取り組み状況の概要について紹介いたします。
三菱重工業株式会社
原子力事業部 原子力技術部 技術企画課
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第9回(ウィンターセミナー7)
- 日時:平成31年1月28日(月)15:30-16:30
- 場所:北海道大学 工学部 A1-17
- 題目:原子力部門業務と泊発電所安全性向上の取り組み概要について
- 講演者: 黒沼 拓也 氏
- 講演概要
北海道電力は、福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、泊発電所の安全性のさらなる向上に取り組んでいます。本講演では、原子力部門業務の一例や泊発電所安全対策についての概要を紹介します。
北海道電力株式会社
原子力事業統括部 原子燃料サイクルグループ
見学会
- 日程: 2018年12月12日(水)
- 8:00 北海道大学出発(貸切バス)
- 10:30 北海道電力(株)泊発電所 到着
- 10:30-11:00 挨拶・概要説明
- 11:00-12:45 泊発電所内見学
- 3号機見学者専用ルート(中央制御室・タービン建屋・燃料取扱棟)
- 安全対策工事状況・資機材等(防潮堤、緊急時対策所、41m土地造成箇所他)
- 展望台から発電所全景
- 12:45-12:55 とまりん館へ移動
- 12:55-13:30 休憩(質疑応答含む)、昼食
- 13:30頃 とまりん館出発
- 16:00頃 北海道大学到着
- 見学場所: 北海道電力泊発電所(泊村)
- 参加者(予定): 29名(学生25名、教員4名)

第36回研究発表会・平成30年度第2回特別学術講演会
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第36回研究発表会
- 日時:平成31年2月27日(水)10:00〜17:00
- 場所:北海道大学 工学部 A4-63会議室
- 参加費:無料
- 共催:(一社)プラズマ・核融合学会北海道地区研究連絡会
- 発表件数:15件
- 奨励賞:2件
- 参加者数:40名
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第2回特別学術講演会
- 日時:平成31年2月27日(水)15:30〜16:30
- 場所:北海道大学 工学部 a4-63会議室
- 講師:中道 勝 博士 量子科学技術研究開発機構 六ヶ所核融合研究所
- 課題:六ヶ所核融合研究所における増殖機能材料開発と今後の展望
- 座長:北海道大学・大学院工学研究院 柴山 環樹 教授
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支部奨励賞
- 金子 拓真 君(北大院工)
題目:大気圧プラズマの空間アフターグローと相・ン作用する気液界面における表面張力の測定 - 佐藤 実有季 さん(北大院工)
題目:小型加速器中性子源におけるパルス中性子イメージングの結晶相体積分率解析の高度化
第36回・、究発表会において優秀な研究発表を行った2名を以下のように表彰しました。